ウエディングストーリー

case 01

愛する家族の笑顔につつまれた、 60年越しの結婚式

「一度でいいからウエディングドレスをきてみたかった」
何気なく口にしたおばあちゃんのひとことから、
物語は始まります。

5月のある土曜日です。

今日は結婚60周年を迎えられるハルオ様とミツコ様のご結婚式です。

今日のこの結婚式、実はサプライズでご家族様が企画されたもの。
おふたりはまだ記念の「写真撮影」だと思っています。

「ウェディングドレスを着てみたかった」 
おばあちゃんの願いを叶えてあげたい

約数か月前、おふたりのお孫さんからの問い合わせで
この企画はスタートしました。

こちらのご家族様はハルオ様とミツコ様を中心に
毎年皆様で集まって集合写真を撮るのが恒例行事。

実は結婚式を挙げていなかったお二人。

「一度でいいからウエディングドレスをきてみたかった」

その思いを何気なく口にしたミツコ様。

「なんとかその願いをかなえてあげたい」
「60周年を迎えるお二人に何か感謝の気持ちも込めて心に残る贈り物をしたい!」

ご家族様はそんな想いで、このサプライズ挙式を企画されました。

ご親族様もぞくぞくとご来館され、
おふたりに見つからないようにチャペルの中で声を潜めて待機します。

チャペル内のスタッフから準備完了の合図を受けて、
カメラマンはチャペルにおふたりを誘導。

チャペルの扉が開いたらそこには、ご親族の皆さまが。

そして「今日は写真撮影ではなく、ふたりの結婚式を行います」と説明を受けて
おふたりの驚きの表情と少しテレたような笑顔。

サプライズ成功です!

60年の想いが詰まった結婚式

二人で手を取り合って歩くバージンロード。

きっと今までの60年間を思い出しながら歩いているのでしょう。

牧師より誓いの言葉が教会内に響いた時、
少し涙ぐまれたようにも見えます。

皆様の笑顔につつまれて、
60年越しの結婚式は無事終了しました。

大切なご家族の皆様が企画してくれた大切な贈り物は、
きっとハルオ様とミツコ様の心に残る
素敵な想い出になったことでしょう。